粉ゼラチンって、ものすごく簡単にデザートを作ることができて便利ですよね。
フルーツゼリーにコーヒーゼリー、紅茶ゼリーに抹茶ゼリーなどなど、ふだんの飲み物にサラサラとふりかけて混ぜる。あとは冷やすだけでぷるぷるゼリーのできあがり。
近所のスーパーには2種類しか粉ゼラチンがないので、よりシンプルな原材料表示の「森永 クックゼラチン」を選んでいます。
さっそく読んでいきましょう。
「森永 クックゼラチン」の表示
【名称】
ゼラチン
【原材料名】
ゼラチン(国内製造)
以上。たったのこれだけ。
ちなみに、スーパーの棚にあるもう一種類のゼラチンは、原材料は2つ。ゼラチンとコラーゲンです。
たった1つの原材料
森永クックゼラチンを構成するものは、「ゼラチン(国内製造)」のみです。
国内製造。
つまり、外国で生産され、日本で加工されたゼラチンですね。
今日はここまで。以上!
ではつまらないので、あらためて考えるとゼラチンって何?という点を読んでみたいと思います。
牛由来のゼラチンとBSEの関係性
商品パッケージの真ん中に「100%コラーゲン由来」と書かれていますね。
つまり、ゼラチン=コラーゲンです。
では、ゼラチン=コラーゲン=???
答えは、森永の公式サイトにありました。
クックゼラチンは牛骨由来です。
森永クックゼラチンは、
ゼラチン=コラーゲン=ウシの骨
ということが判明しました。
外国産のウシということになりますね‥‥。
どこの国のウシかは、不明です。
森永の公式サイト「クックゼラチンは何からできていますか。」に、「BSE非発生国の牛由来原料を使用」とあります。
BSE=牛海綿状脳症=狂牛病
BSEは主にイギリスで発生し、ヨーロッパへ。そしてアメリカでも発生しました。
アメリカのBSE騒動には、牛丼チェーン大手「吉野家」もかなり苦しめられた過去がありましたね‥。 参考:吉野家の歴史 2003年(平成15年)(公式)
現在、BSEは話題にのぼることはほとんどありませんが、少し不安は残ります。
森永さんのような大手メーカーには、できることならどの国の牛由来原料を使いゼラチンを製造しているのか、公表してもらえるとうれしいです。そのほうが企業としての信頼度も高まりますよね。
大手企業こそ、率先して消費者の不安を取り除くアクション(ここでは情報開示)を起こしてほしいです。
国が公開しているBSE(狂牛病)の情報
農水省と厚労省の情報です。
参考までに。
- 農林水産省:家畜の病気を防ぐために 牛海綿状脳症(BSE)関係
- 農林水産省:海外におけるBSEの発生について
- 厚生労働省検疫所FORTH:牛海綿状脳症(狂牛病、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)
【まとめ】安心安全かは半信半疑
社会に大きな不安を与えたBSEの件がありますから、繰り返しになりますが、森永クックゼラチンに使われている牛骨の生産国は、やはり知りたいと強く思います。
限られた選択肢しかないスーパーの棚を前に途方に暮れることなく、安心して、ゼリーを作り続けたいから。