コンビニフードは食品添加物だらけというイメージをくつがえしてくれるのが「セブンプレミアムゴールド」です。
なんと、食品添加物ゼロの冷凍ピザを見つけました!その名も「金のマルゲリータ」。
スーパーの冷凍ピザとの比較をしながら、原材料を読んでいきたいと思います。
「金のマルゲリータ」の表示
【名称】
ピザ
【原材料名】
小麦粉(国内製造)、トマト・ジュースづけ、ナチュラルチーズ(モッツァレラ、グラナパダーノ)、オリーブ油、食塩、バジル、イースト(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
【製造】
株式会社佐勇
【セブンプレミアム ゴールド公式】
金のマルゲリータ
【山本尚徳シェフ】
ナポリで行われる世界ピッツァ選手権で年連続優勝。翌年も入賞し、退会史上初3年連続入賞を果たす。実力派ピッツァ職人。2010年「ピッツェリア エ トラットリア ダ イーサ(da ISA)」を中目黒にオープン。
実は、このピザと出会う前に「da ISA」のうわさを聞き、中目黒のお店を訪れたことがあります。だけどなんと、その日はお休みだったんです‥。
外から見たかんじ、すごく年季が入ってるなぁと思ったら、オープンから12年以上経っていたんですね!
今度こそ食べたいです。食レポ報告できるときがきたら、この記事に追記したいと思います。
食品添加物ゼロ。食材も最小限!
【小麦粉(国内製造)】
外国産の小麦粉を輸入して日本国内で加工したものという意味です。
国産小麦粉を使用していたら「小麦粉(国産)」という表示になります。
【それ以外の食材】
「国産」「国内製造」どちらの表示もありません。
つまり、すべて外国産ということでしょうか。うん、そうでしょうね。
チーズは「ナチュラルチーズ」だけのものが多い中、カッコ書きでモッツァレラとグラナパダーノを表示したのは、どうしてもココを強調したかったから。チーズの種類のカッコ書きにより、こだわりを公にすることができます。
実際、パッケージに
「原材料配合割合」モッツァレラチーズ18.9%、グラナパダーノ2.3%(仕込み時)
と表示されています。
気になるのは「トマト・ジュースづけ」
「トマト・ジュースづけ」という表示が、とても気になります。
トマトジュース漬け。
トマトの加工食品ですね。
なぜ「トマト」のみではいけなかったのか?
トマトが、何ヵ所もの加工工場を渡り歩いて変貌していく姿が思い浮かびます。
日本のトマト加工品は、トマトピューレ、トマトペースト、トマトケチャップ、トマトジュースに分類されています。
トマト加工品の主な輸入国は以下(令和4年)。
トマトケチャップ:EU、タイ、メキシコ
トマトジュース:トルコ、EU、アメリカ
参考:財務省「貿易統計」(PDF)
できるだけ、原材料名は「トマト」と表示されているものを選びたいところです。
スーパーの冷蔵ピザ(マルゲリータ)2種類と比較
冷蔵ピザなので、冷凍ピザとは条件が異なるところもあると思いますが、参考までに画像を載せますね。
まだマシなほうのマルゲリータピザ
いろいろ添加されているように見えますが、この後登場するマルゲリータよりだいぶマシなので、こちらからどうぞ。
・食品添加物‥‥酸味料、増粘剤(キサンタンガム)、pH調整剤
「原料原産地名」を別に記載しているところがおもしろいですね。しかも1種類の食材に関してのみ。
ピザの大半を締める土台部分、ピザクラストのみ。
「国内製造」だから、外国産のピザクラストを輸入して日本国内で加工したものという意味です。
大手ハムメーカーのマルゲリータピザの実態
書ききれないので、ごめんなさい、画像で確認をお願いします。
グリーンで塗りつぶしたところが食品添加物です。
発色剤として亜硝酸Naが使われているのは、アンチョビが入っているからでしょうね。他にも、pH調整剤や増粘多糖類などなど、オンパレードです。
こちらのマルゲリータピザに限らず、
加工度が高くなればなるほど
食材数が多くなればなるほど
↓
油脂の質は落ち(ショートニング、植物油脂)
食品添加物の数は増えます。
食品添加物に限らず、黄色で塗りつぶした「豚肉加工品」「ラード」は、その旅路を想像すると、冷や汗が出ます。
しいて良い点はといえば、トマトが「固形トマト」と表示されていること。
加工されたトマトピューレやトマトジュースではないということですね。
【まとめ】同じマルゲリータでも別物
日本のピザ界の王者、マルゲリータひとつとっても、メーカーによってこれだけ違いがあります。
価格も大いに関係があります。
「セブンプレミアムゴールド 金のマルゲリータ」は、1枚581円(税込)です。そこそこのお値段ですよね。おいしかったので納得です。
他2種類は、300円ほどだったと思います。
不正確なので、今度チェックしてきます!